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2024年4月5日(金)-5月25日(土)

アノニマス・コレクション+展 蒼き海の記憶

私たちの身体には、生まれる以前の記憶が刻まれているといわれます。

遥か昔、原初の時代の海で、原始生命体が誕生し、魚類から脊椎動物へと進化してきた悠久の歴史。

生命記憶(ライフメモリー)と呼ばれるその太古の記憶の一例が、女性が妊娠期に経験する「つわり」です。

ある生物学者は、母体で眠る胎児が十月十日(とつきとうか)の間に、原始生命体から人類に至るまでの過程を追体験するのだといいます。

また「つわり」は、私たちの祖先である脊椎動物が海から陸に上がる際の、進化の大転換機に起きる生理現象であるとも述べています。

古代と現代をつなぎ、人間の出自を伝えるライフメモリー。現代アートの中にも、その記憶の古層を通して、人間はどこから来たのかという深遠な課題に取り組む表現が見られます。

本展では、海とのつながりを想起させる10人の作品を紹介します。
目を閉じ、水辺に立ち、遠くの海を望郷すること。水に浸り、母なる海や森羅万象について思索すること。彼らの多彩な表現は、人間の原点に立ち返り、そこから自身を見直す大切さとその楽しさを窺わせることでしょう。

2024年4月5日[金]〜5月25日[土]
木* 金 土 11:00-17:00 
*木曜日は休廊する可能性があります。
木曜日の確実な観覧をご希望の方はホームページにてご予約ください
https://anonymous-collection.jp
主催|anonymous art project 

アノニマス・コレクション+展|蒼き海の記憶

 

1 平松絵里奈《バスタイム》2022年 油彩、カンヴァス 作家蔵

 

2 東 慎也《Jaguar man》2012年 油彩、カンヴァス

 

3 楊 博《Sofa》2023年 油彩、カンヴァス、鋲

 

4 オリバー・マースデン《Hydro Ⅵ》2009年 ミクストメディア

 

5 山田康平《Untitled》2024年 油彩、カンヴァス

 

6 オリバー・マースデン《Blue Liquemorph Ⅱ》2009年 ミクストメディア

 

7 高安 醇《晩秋》2021年 油彩、板

 

8 高安 醇《Rain melody》2021年 油彩、板

 

9 池田光弘《double scenery》2022年 油彩、カンヴァス

 

10オリバー・マースデン《Gray Harmonic Ⅱ》2009年 ミクストメディア

 

11 平松純一《シャチ》2012年 油彩、カンヴァス 作家蔵

 

12 SHINTAROIWASA《Snow painting #2》2023年 蝋、スノーパウダー

 

13 大森悟《海環 ocean ring》2024年 ミクストメディア(ビニールシート、サーキューレーター、レーザー水平器) 作家蔵

  

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